












サビ除去した金属表面は、薬剤を拭き取るか、水洗い(リンス)するだけで後処理が簡単。
処理した金属は、屋内(高湿度の状況を除く)では長期にわたり防錆効果を発揮。
サビ取りと防錆効果を1液で実施できるため、使用する薬剤の種類が少なくなり、処理工程及び処理装置を減らせ、イニシャルコスト及びランニングコストの削減につながります。
錆びた金属やコンクリート等が付着した金属を薬液に浸漬するか、塗布するだけで錆やコンクリートを除去可能なため、簡易設備のみで処理可能となります。
処理した金属表面に塗装する場合は、錆止め塗装(下地塗装)を省略でき、塗装回数が節減できます





処理した液は、不純物を濾過し再利用できます。
(クローズド処理が可能)
廃液処理が必要な場合は、廃液に石灰を添加するとリン酸カルシウム(肥料)として使用できます。
水や消石灰等でPH4〜6以下に薄める事で、そのまま排水溝に流すことが可能です。

処理面は脱脂され密着性が高まりますので、ラストスイーパー塗布後は直接塗装できます。

化学反応だけでエネルギーゼロ。
サビ取り専用の機械やケレンが不必要で公害が発生しません。



ラストスイーパーC
主に化成処理用として、希釈、pH・比重管理のみで何度でも再利用可能



ラストスイーパーP
原液のまま立体物に、剛毛塗り、ローラー塗り



ラストスイーパーF
専用発泡機で泡状にして吹き付け原液のまま使用。
ラストスイーパー | 他社製品 | |
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商品形態 | 液状。ほぼ無臭で少し甘い匂いあり | 液状。鼻を衝く匂い |
酸性 | 強酸。PH1だが、素手で扱えて触れても大丈夫 | 強酸。PH1で、素手では触れない |
保護具 | 原則保護具(ゴーグル、マスク、ゴム手袋)は着用保護衣は不要 | 保護具(ゴーグル、マスク、ゴム手袋)及び保護衣の着用が必要 |
粘度 | 浸漬、シャワータイプは粘度はないが、刷り毛塗りタイプ、発泡タイプは粘度があり、垂直面や真上の塗布が可能 | 粘度がないので、浸漬かシャワーリングで使用 |
使用濃度 | 作業内容に合わせて5~20倍に希釈して使用可能 | 原液のまま使用 |
毒性 | 毒性なし。食品添加剤なので安全無害で有毒ガスの発生なし | 毒性が強い。塩素系ガスの発生あり |
作業後 | 拭き取り、または少量の水で洗う。排水溝への直接流しは問題なし | 大量の水での水洗いが必要。排水溝への直接流しは規制あり |
錆種 | どんなサビでも容易に取れる | コブ錆、浮き錆は容易に取れない |
下地 | 下地のメッキや塗装は傷めない※1 | 下地やメッキの塗装を傷める |
防錆 | 防錆効果あり※2 | 防錆効果なし |
※1 塗装の塗膜やメッキへの影響はほとんどありませんが、ごくまれに既存の塗膜やメッキを変色させることもあるので、少量テストを行って確認してからお使いください。 ※2 浸漬処理の場合、特に防錆効果は大です。ただし、一時的な防錆効果なので、徐錆を行ったら、なるべく速やかに防錆塗料を塗布してください。(屋外で7~10日間くらい、屋内で一か月間ぐらいです)
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鉄製品・工具などのサビ落とし・防錆処理
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熱交換器の清掃(炭酸カルシュウム除去)
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ステンレス製品のもらいサビの除去・汚れ落とし
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鉄の黒皮除去
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建設仮設材のコンクリート除去と徐錆・防錆処理
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鉄製品のメッキ・塗装前の下地処理
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溶接焼け除去や熱処理後のスケール除去等
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車、バイク、自転車


大型で浸漬するのが困難な場所に、刷毛塗りより効率的で安全に塗布作業ができます。塗布後泡が無くなって表面が乾燥しましたら、再塗装ができます。


ラストスイーパーは天然の酸を使用した製品ですので、処理後の溶液も無公害です。処理した溶液は不純物を濾過して再利用できます。廃液処理が必要な場合は廃液に石灰(消石灰)を添加すると肥料(リン酸カルシウム)として使えます。

コンクリートはアルカリなので、硬化不良などの問題は発生しないか?

鉄筋に防錆処理した際、リン酸皮膜が形成され中性(PH値7前後)になりますので、コンクリートへの影響は全くありません。


安全データシートには作業時には原則保護具の着用を謳ってありますが、皮膚が弱い方や目に障害のある方でなければ、数分程度の痛みを伴う場合がありますが、速やかに水で洗い流せば病院に行くような事態までは至りません。